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「ヒロシマ・アピールズ」2020 ポスター
タイトル:「いのち」
デザイン:渡邉良重 (わたなべ・よしえ)
サイズ:B1(728×1,030mm)
印 刷:凸版印刷株式会社
用 紙:株式会社竹尾
制作コメント
平和な日常がおくれるのは特別なことです。
わたしがこのコメントを書いている今は世界中がウイルスと戦っていて、
この禍いは国家間の情報戦争や経済戦争に発展しています。
わたしには世界はますます複雑で多くの欲望が渦巻いているように見えます。
とても悲しいことですが、今はどう望んでもすぐには世界中に平和が訪れるとは思えません。
それならばまずは、日本は日本の力で、
わたしたちひとりひとりの力でこの国とわたしたちの命を守ること。
ここから始めるしかないように思います。
このポスターの依頼を受け、わたしは命を描きたいと思いました。
この少女は幼かったころのわたしの母であり、わたしであり、
日本中の少女でありそして世界中の少女です。
この命が輝けますように。
「ヒロシマ・アピールズ」ポスターとは
「ヒロシマ・アピールズ」は、人類最初の原爆の惨禍を体験した広島の祈りと願いを世界に伝えるため、言葉を超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターキャンペーンです。1983年、第1作である亀倉雄策氏の『燃え落ちる蝶』が発表されました。その後、毎年1点ずつ新しいポスターが制作され、歴代の広島市長に贈呈されてきました。また、2005年第6回平和市長会議(2013年から平和首長会議)被爆60周年記念総会の参加市長や2008年平和市長会議の加盟都市へ寄贈されたほか、2016年G7広島外相会合のプレスセンターで展示されるなど、国内外に向けて平和を希求する心を発信し続けています。
・主催:JAGDA広島地区、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金、一般財団法人広島国際文化財団
・協力:凸版印刷株式会社、株式会社竹尾
歴代制作者:
1983 亀倉雄策/1984 粟津 潔/1985 福田繁雄/1986 早川良雄/1987 永井一正/1988 田中一光/1989 勝井三雄/2005 仲條正義/2006 佐藤晃一/2007 松永 真/2008 青葉益輝/2009 浅葉克己/2010 長友啓典/2011 遠藤 享/2012 奥村靫正/2013 葛西 薫/2014 井上嗣也/2015 佐藤 卓/2016 上條喬久/2017 原 研哉/2018 服部一成/2019 澁谷克彦/2020 渡邉良重